センスのいい香典返しの品物とは?選ぶポイントと人気の商品をご紹介

香典返し/

お通夜や葬儀・告別式に参列してくださった方々にお渡しする品物が「香典返し」です。故人が生前お世話になった方や大切なご友人など、故人の想いを品物に替えてお返しする意味もあります。

無難な香典返しの品物もよいですが、できればさりげなくセンスのいい品物をお渡ししたいですよね。また人気の品物を選んで、「もらってよかった」と思っていただきたいものです。

そこでこの記事では、センスのいい香典返しの品物や選び方、香典返しでおすすめの人気商品を紹介していきます。一般的なマナーなども紹介しているので、最後まで読んでセンスのいい香典返しの準備に役立ててくださいね。

香典返しで渡す品物の基本

香典返し
  • 香典返しとは

香典(香奠)とは、仏式などの葬儀で死者の霊前などに供える金品のことをいいます。別名「香料」ともいい、「香」の文字が用いられるのは、香・線香の代わりに供えるという意味があり、「奠」とは御霊前に供える金品の意味です。

葬儀や告別式で故人にお供えいただいたご弔慰(香典・お花・お供えなど)に対して、忌明け法要が無事終えたことの報告と、感謝の気持ちを伝える返礼の品物を総じて香典返しといいます。

ちなみに、関西では香典返しのことを「満中陰志(まんちゅういんし)」と呼びます。「満中陰」は「中陰が満ちた」四十九日の忌明けを迎え、死者が無事に成仏したことを表します。

  • 香典返しの文化的背景や歴史

江戸時代における葬儀は喪家の家で行われることが一般的で、式場を借りることはほとんどありませんでした。そのため昔の喪家は、忌みのため葬儀の準備をあまりおこなうことがありませんでした。

その代わりに、近隣の住民が装具を準備したり、金品ではなく米などの品物をお供えして葬儀をおこなっていました。いただく品物が香典として、お金に変わったのも江戸時代といわれています。

その後、生活様式が変わって近隣の方や親戚が葬儀の準備に手を貸すことがなくなって以降も、突然の訃報・悲しみに対して身近な方々が喪家を手伝う文化は残りました。

現代まで続く香典は、身近に不幸があったときや、万が一の際に相互的に支援し補い合う文化として残ってきたと考えられています。

さらに時代が変わり、最近では家族葬や密葬も一般的になっていますが、一昔前までは葬儀に数百万円もの金額をかけるのが一般的とされており、ご遺族の心理的+経済的負担は大きいものでした。そのため、香典は喪家に蓄えがあまりなくても葬儀ができるための計らいで、金品や品物での香典返しは不要とされていました。

その際、いただいた香典に対してお返しの品物を贈るのではなく、香典帳に個人情報を記入し、香典をくださった方のご身内に不幸があった際に同等の金額を出す風習があり、お互いに助け合うという意味で香典へのお返しが成り立っていました。これが香典返しの由来といわれています。

今でも香典帳の文化は残っていますが、一方で「葬儀でいただいた香典のおかげで忌中の間供養することができ、故人も無事に旅立つことができました」という感謝の気持ちをあらわすため、品物を返す習慣が今の香典返しとなりました。

  • 最近の香典や香典返しへの考え方

昨今の葬儀は簡略化が多く、遺族が自分の経済状況を加味しながら葬儀スタイルを選択する時代になっています。そのため、身近な方々が葬儀のために資金を補填するという考え方は昔ほど強くはありません。

また、相互扶助の考えがあった香典も、結局は一方が返す機会がなく「借り」になってしまうため、香典をいただいたらその都度お返しをする、今の形が一般的になりました。

また、香典返しの考え方も自由になり、当日返しや遺族の意向で受け取らないなど、さまざまな考え方を反映するようになっています。

以上の時代背景があった上で、今の香典返しの文化があることはマナーを学ぶことの一貫として知っておくといいでしょう。

  • 香典返しの風習で知っておくべきこととは?

香典返しは故人に関する一切の仏事が済んだ報告とお礼で、三十五日目もしくは、四十九日の弔明けに品物を贈ります。

最近では、葬儀の当日に香典返しをする「当日返し」が増えています。その際、香典の額が準備したお返しよりも多かった場合には、四十九日後に多かった分の香典返しの品物をお渡しします。また四十九日後の御仏前をいただいた際にも、なるべく早めに香典返しを贈るようにしましょう。

香典返しにはセンスのいい品物が人気

  • 香典返しでもセンスのいい品物が喜ばれる

香典返しを選ぶ際、「よい品物を贈りたい」と考えるのは当たり前ですが、見た目の品の良さなども大切です。香典返しは弔事にあたるので、弔事にふさわしい落ち着きのある色合いのデザイン・パッケージや丁寧な気持ちの伝わる風呂敷包みや木箱などに詰められた品物もセンスのいい品物といえるでしょう。

また、お相手に気を遣った品物を選ぶことも大切です。人気のある老舗のお菓子やブランドのタオルなど、おしゃれで使いやすく、日持ちがする品物を選ぶといいでしょう。

最近では、当日返しも当たり前になっていますが、重たく大きな品物は、受け取る側からすると荷物になるので困ってしまいますよね。そのため、香典返しを選ぶ際、当日返しか後日贈るものかによって品物を考えれば、参列してくださった方への配慮も感じます。

品物のセンスもとても大切ですが、参列される方への配慮がある香典返しの品物は喜ばれるだけではなく、自然にセンスのあるものを贈る方だという印象を与えられるでしょう。

  • 逆に香典返しで避けるべき品物とは?

香典返しで避けるべき品物は、昔から「四つ足生臭もの」として、肉(加工品も不可)や魚を贈るのは良くないとされています。

また、お酒は祝い事のイメージがあるので避けるべき品物のひとつです。慶事に使われるかつお節、昆布も弔事の返礼品である香典返しにはふさわしくないでしょう。

他にも、金銭でいただく香典に対して金銭で返すのは失礼なので、避けるといいですね。ギフト券などは、最近OKになっている世代もありますが、目上の方や年配の方には抵抗のある世代もいらっしゃいます。

また、どれだけセンスのいい品物でも、パッケージや包みが紅白や派手なものも避けましょう。香典返しでは、祝いの印象はできるだけ避けるようにするのが無難です。

センスのいい香典返しの品物を選ぶポイント

センスのいい香典返しの品物を選ぶポイント

センスのいい香典返しといっても、実際どのようなものを選べばいいのでしょうか。ここでは、センスが光る香典返しの品物を選ぶポイントを紹介していきます。

  • 見た目にセンスがある

木箱に入ったタオルや風呂敷で包んでいるような老舗の和菓子などは、上品かつ目立ちすぎない上に見た目はとても丁寧な印象を与えます。目上の方や会社の上司などには、木箱や風呂敷包みの品物を選ぶといいでしょう。見た目だけではなく、大切な方への贈り物という丁寧な気持ちが伝わります。

なお風呂敷の場合、お渡しする際に包みをほどいて、畳んでから品物を渡すのが一般的なマナーです。

  • 品質と信頼のブランドで安定感◎

老舗の銘菓や乾物など、長年愛されているブランド力の強い品物には大変センスを感じます。また、日持ちのする常備食品なども大変人気がありおすすめの品物です。

目利きのある方に何を贈ったらいいのかと悩んでいるのであれば、良質なブランドや格式の高い老舗の品物は、ギフトでも定番の商品。最近では、ドライフードのお味噌汁などが、独身の方や年配の方にも好評です。

また、有名菓子ブランドや老舗でも取り扱いがある、日持ちができる食品を選ぶケースも多いようです。贈る相手のことを考えて、細かい気配りをすることがギフト選びのセンスを磨くポイントです。

  • 上品なパッケージでセンスアップ

香典返しの品物で品質にこだわる、ブランドにこだわるのはもちろんですが、パッケージにもセンスがあらわれます。贈り物の見た目が美しいことは、いただいたお相手に「良いものをもらった」という満足感を抱いてもらうことにも繋がるでしょう。

しかし、香典返しは弔事の贈り物なので、華やか過ぎるものや明るすぎるデザインのパッケージは避けるようにするといいです。香典返しとして贈っても違和感のない、落ち着いたデザインを選ぶようにしましょう。

例えば、和柄のパッケージならしっとりと落ち着いた雰囲気や高級感を演出できます。香典返しの贈り物としても、違和感のないパッケージはやはりセンスを感じるでしょう。

香典返しのパッケージでは、白やグレー・紫などの色をメインにすると高級感もあり、派手すぎないのでおすすめです。

センスのいい香典返しの品物を選ぶポイント

  • 見た目にセンスがある
  • 品質と信頼のブランドで安定感◎
  • 上品なパッケージでセンスアップ

ぜひ、香典返しを選ぶ際の参考にしてみてください。

3000~5000円台で選ぶセンスのいい香典返しの品物

10,000〜15,000円程度の香典返しの額になる3,000〜5,000円台の香典返しでおすすめの品物を紹介していきましょう。

●「弔事専用」 カタログギフト SAYU 3,800円コース せきばん

上品で落ち着いたデザインの弔事専用のカタログギフトです。デザインもシックで落ち着きがあり、商品を約715点と多くの品物が掲載されています。

世界中のブランドやグルメ・日用品やファッションなど幅広いジャンルのアイテムが揃っているのも魅力の一つ。大切な送り先様へ感謝の気持ちをのせて贈るセンスのいい香典返しの品物としておすすめです。

●福山製麺所「旨麺」(8食)

生麺をそのまま低温で48時間熟成乾燥させたこだわり麺の乾麺です。まるで生麺のような喉ごしと食感が特長の麺に、醤油と塩のスープをそれぞれセットにしています。香典返しの品物としてもセンスのいいパッケージで上品です。

食品でも保存ができるもので、贈り主様への気遣いが伝わる品物ですね。個包装になっているので、必要な分だけ使えるのも嬉しいポイントで、弔事の贈りものとしても人気があります。

●白子のり&磯じまん のり&佃煮詰合せ

老舗として有名な「白子のり」の日本有数海苔の生産地、九州佐賀県産海苔と磯じまん佃煮の詰め合わせセットです。

海苔は、香典返しなど弔事の品物としても大変人気のあるギフトで、日持ちもして日常生活で普段から口にするものなのでとても喜ばれます。缶や包みなど、上品なパッケージにもセンスを感じる品物です。一人暮らしの方から年配の方まで幅広く人気があります。

●宇治銘茶詰合せ

老舗「芳香園製茶」の宇治茶セットです。自社の茶畑ですべてを一貫しておこない、品質本位のお茶作りをおこなうこだわり抜かれた芳香園製茶の宇治茶セットは、目上の方に贈る香典返しとしても最適です。

日本三大茶の1つで高級ブランドとして知られる宇治茶を贈りものにいかがでしょうか。パッケージも上品かつ高級感を感じる品物となっています。ハイセンスなギフトで定番の人気商品です。

5000~10000円台で選ぶセンスのいい香典返しの品物

5,000〜10,000円台の香典返しでおすすめの品物を紹介していきます。当日返しの差額などにも該当する金額です。ぜひ、参考にしてみてください。

●ホテルオークラ 洋菓子詰合せ

ホテルオークラの洋菓子詰合せセットは、日本三大ホテルとして名高い名門ホテルでもあるホテルオークラの気品あふれる上品なギフトです。

フェナンシェ・ガレット・バターサンド・キャラメルサンドクッキーが入った上品な洋菓子セットです。パッケージも上品で、個包装になっているので、ティータイムのひとときに、優雅な時間を送ることができます。個包装もカラフル過ぎないので香典返しの品物としてもおすすめです。

●今治謹製 白織タオル バス・フェイスタオルセット

「今治謹製」白織タオル バス・フェイスタオルセットは、上質感のある木箱に入った高級感とセンスを感じる純白の今治タオルシリーズです。料理に使用する酸と天然の酵素で綿の精錬・漂白をおこない、不純物を取り除くことで、綿本来の吸水性を引き出しました。

グッドデザイン賞を受賞した上質でこだわり抜かれたタオルは、ブランドの信頼と品質だけではなく、見た目にも上品で、目上の方や会社の上司などに贈っても喜ばれるセンスを感じる香典返しの品物です。

●カタログギフト とっておきのニッポンを贈る 5,800円コース 詩(うた)

「メイドインジャパンの日々」と「日本のおいしい食べ物」を約220点も厳選したカタログギフトです。

風土に合った素材と受け継がれた技術を生かし、時代を感じ、工夫を凝らして作り手の魂を宿す日本のものづくりを感じる、メイドインジャパンの品々はより優られた逸品ばかりです。また、「日本の食」も四季折々の自然に恵まれている日本伝統の味や創作性のあるグルメなどを集めています。

流行ではなく、普遍的な美味しさを凝縮したセンスの光る一冊です。ぜひ、感謝の気持ちを伝えたい贈り主様へ、気持ちを込めた香典返しの品物としてもおすすめのカタログギフトになります。

●「国産和牛専門」 カタログギフト 和牛苑 6,000円コース 光(ひかり)

希少和牛・三大和牛と国産和牛を極めた「国産和牛専門」カタログギフトです。幻の国産和牛とされる希少和牛や、国内200種類以上のブランド和牛(松阪牛・神戸牛・近江牛)などからお好きなお肉を選んでいただけます。

お肉だけではなく、ミシュラン2つ星レストランでの経験を経た、シェフ考案のレシピなども掲載されており、読み応えもあるカタログギフトとなっています。贅沢な時間をギフトという形でお贈りできるセンスの光る香典返しです。

10000~円台で選ぶセンスのいい香典返しの品物

10,000円以上の品物は、2万円以上の香典をいただいた方や、当日返しの差額の香典返しにおすすめのギフトです。高級感やセンスが光る品物を紹介していきましょう。

●中村忠左衛門 バスタオル2枚セット

「中村忠左衛門」バスタオル2枚セットは、今治タオル発展の基礎を築いた「中村忠左衛門」の名を関したタオルシリーズです。今治タオル認定品で、その品質は折り紙付きのセンスの光る高級な品物としても人気です。

しっかりと織り上げたタオルでボリューム、吸水性、肌触りにこだわりが感じられます。「中村忠左衛門」の織りネームが黒地に金の文字で重厚感を演出していて、香典返しなどの弔事の品物としても人気です。目上の方や、上司の方へのお返しにもぴったりなパッケージと重厚感があります。

●カタログギフト 婦人画報×リンベル 10,800円コース 花鳥(かちょう)

明治38年の創刊以来、上質なライフスタイルを提供する「婦人画報」とカタログギフト「リンベル」がお届けするカタログギフトです。誌面も読み進めるのが面白く読み応えもあります。

婦人画報本誌で人気の「婦人画報のお取り寄せ」の中から特に優れた逸品を厳選し掲載したカタログギフトは雑誌のファンならずとも見ていて楽しいカタログギフトとなっています。国内外問わず優れた商品が多いので目の肥えた方へのセンスがある香典返しの品物として大変おすすめです。

●「定番」 カタログギフト PRIME SELECTION 10,800円コース

Atelier GIFTオリジナルシリーズの累計900万冊を突破した人気のカタログギフトです。ページ数は340ページ、商品は約1130点も掲載されています。

より優られたグルメから職人のこだわりを感じる名品・有名ブランドなど、日常を彩る幅広いラインナップが特徴です。ただ、カタログギフトを贈るのではなく、贈りものと想いを叶えることをコンセプトとしています。

高級感のあるシルバーをベースにした専用のギフトボックスは派手過ぎず、センスを感じるパッケージとなっています。香典返しの品物としておすすめの一冊です。

コンシェルジュが選ぶ!ハイセンスな香典返しの品物ランキング

価格帯でおすすめの香典返しの品物を紹介してきましたが、Atelier GIFTのコンシェルジュが選ぶ、ハイセンスな香典返しの品物を紹介していきましょう。

  • 1位

「定番」カタログギフト PRIME SELECTION 4,800円コース

第1位は、「定番」カタログギフトPRIME SELECTION4,800円コースです。

価格帯は5,000円以下と一般的に利用されるカタログギフトですが、388ページで約1430点と豊富なラインナップは他でもなかなかない掲載数です。もちろん数だけではなく、グルメやブランド、職人のこだわりが溢れる名品など内容も幅広く見ているだけでも楽しいカタログギフトです。

お客様の感謝の気持ちを一緒に届ける、想いを叶える、そんなセンスが際立つギフトとなっています。パッケージはシルバーベースでベーシックなので、香典返しの品物でも派手過ぎないのもおすすめのポイントです。

  • 2位

今治謹製 白織タオル バスタオル2枚セット

第2位は今治謹製白織タオルバスタオル2枚セットです。

上質感のある木箱に収めた純白の今治タオルシリーズです。無添加で天然の酵素や酸で綿の精錬・漂白をおこなって不純物を取り除くことで吸水性を引き出した、手間暇のかかった上質なバスタオルのセットを選べます。

バスタオルは香典返しでもよく選ばれるギフトですが、中でも今治タオルはハイセンスな大人から、赤ちゃんがいるご家庭にもおすすめの品物です。木箱に入った品のある見た目はもちろん、使用感も極上です。

  • 3位

帝国ホテル大阪 雑炊スープセット

第3位は帝国ホテル大阪雑炊スープセットです。

日本を代表する「ホテル御三家」として、数々の著名人・文化人を迎えてきた伝統ある帝国ホテルの中国料理レストラン「ジャスミンガーデン」が監修した3種類の雑炊スープです。まさに、もらってうれしいセンスのある香典返しの品物ですね。かに雑炊スープ・ふかひれ雑炊スープ・鶏そぼろ雑炊スープと高級感のある雑炊の味を楽しめるセットとなっています。

人気の理由は、帝国ホテルの人気中国料理店というだけではなく、最近の保存食の人気も兼ねあっています。美味しいだけではなく、美味しいものをいつでも食べることができる魅力も大きいですね。

  • 4位

味の蔵 食卓詰合せ

第4位は「味の蔵」食卓詰合せセットです。

永谷園の調味料セットです。ご飯のお供も入っているので、料理好きな方にも喜ばれるセットですね。お醤油ひとつにしても「たまごかけ醤油」「伊賀越天然醸造しょうゆ」、海苔でも「有明海産味付け海苔」「島の香のり佃煮」「永谷園お茶づけ海苔」などバリエーションが豊富な品物にはセンス感じます。「香典返しなので派手なものを贈るのは…」とお考えの方にもおすすめのセットですね。

調味料のセットでもさまざまですが、ワンランク上の調味料という感じでセンスが光ります。思わず、料理をする際も楽しくなりますね。

  • 5位

「弔事専用」 カタログギフト SAYU 4,300円コース さびせいじ

第5位は「弔事専用」カタログギフトSAYU4,300円コースさびせいじです。

品のある落ち着いたデザインにセンスがある弔事専用カタログギフトです。表紙のデザインも上品で洗練された印象を与えます。

264ページで約490点もの商品が掲載されています。内容も世界中のブランド・グルメ・インテリア・ファッションなど幅広いラインナップなので、見ていても飽きが来ない一冊となっています。弔事専用のカタログギフトなので、定番で間違いないという意味でも人気の品物です。大切な方へ感謝の気持ちを届けましょう。

香典返しの品物に関するよくある質問

Q1:お世話になった方に、センスのいい香典返しをしたいと考えています。
しかし、どのようなものがいいのかわからず無難なものばかりが浮かんでしまいます。
一般的に香典返しでうれしいものは何でしょうか。

A1:センスがいいという表現をどこにおくかは人それぞれなので、まずは人気の品物を選んでみましょう。「消えもの」は、香典返しの中でもよく贈られるものです。食品や日用品などの消耗品ですね。
人気のある品物でも、有名ブランドや老舗などは特に人気があり、もらって嬉しいという意見も多いです。また、あまり派手になりすぎないようにカラフルな品物は避けるようにしましょう。

Q2:香典返しにカタログギフトはどうかと親族に言われました。
香典返しにふさわしくないのでしょうか。
また、どのような品物が香典返しとしてセンスがあるのでしょうか。

A2:結論からいうと、カタログギフトでも香典返しとして問題ありません。
食品やタオルなど消耗品も多く掲載されていて、送り先様も自由に選んでいただけるので、お返しとしてもおすすめです。
趣味がわからないお相手や、目上の方、多く香典をいただいた方へのお返しに、カタログギフトはセンスが光ります。
また、今では香典返し専用のカタログギフトもあるぐらいなので、親族の方々がおっしゃるほど悪いものでもありません。しかし、地域のしきたりや風習もあるので、重んじる部分は把握しておきましょう。

Q3:1万円程度で香典返しをしたいと考えていますが、初めてなので何がいいのかわからず悩んでいます。一般的にはどのような品物がよいのでしょうか。
挨拶状など何か書いたりするものでしょうか。書き方もわからないので教えていただきたいです。
また、会社一同にも3,000円程度のお菓子を考えてますが やはり何か書くべきでしょうか。

A3:香典返しは半返しが一般的とされています。
基本的には、「消えもの」といって消えてなくなるものがおすすめです。
定番では、お菓子やコーヒー、海苔、タオルなどがあります。
のし紙や挨拶状など、専門店や百貨店の店員さんは熟知されているので参考にされるといいでしょう。
金額が1万円と高額なのでカタログギフトもいいですね。
今では弔事用のカタログギフトもあるので、そういったカタログギフトを利用すれば、贈った方の方にも失礼がないでしょう。
会社一同へは、皆さんで食べることのできるお菓子は食べてなくなるものなのでいいですね。
個人的に渡したい場合、半返しを連名数で割った金額のものを渡すといいでしょう。
ハンドタオル・ドリップコーヒー・入浴剤などもおすすめです。
あとは、会社の雰囲気もあるのでご自身で判断しましょう。

Q4:香典返しの質問です。
身内の葬儀に参列してくれた人にはその場で香典返し(当日返し)をしています。
香典を開けてみると1万円以上包んでくれた方がいます。
この方々には別途香典返しをする必要がありますか。
この場合、おすすめの品物はどんなものですか。

A4:一般的に、多めに包んでくださった方へは改めてお返しをする必要があります。
義務ではなくマナーとしての話ですが、葬儀が終わっているのであれば、四十九日が終わってから挨拶状とともにお渡しするのがいいでしょう。
最近では当日返しが基本となっています。
親族など、多く包んでくださる方には香典返しを1/3〜半返しで考えましょう。
香典返しなので、お菓子やタオルセットなどがおすすめです。
金額が大きい場合は、カタログギフトなどもお相手に気を使わせない品物としていいでしょう。
その際、当日返しの品物の分を差し引いた品物にすると、ご遺族の方の負担にもならないので考慮するほうがいいですね。

Q5:香典返しの品物について質問です。
事前に親類に何が希望か聞いてもいいものでしょうか。
親類の家に訪問して直接手渡しするので、カタログギフトではなく、何か品物を渡したいと思っています。
渡すのであれば、好きなものや希望のものがいいと思うのですが、品物が香典返しなので聞くことが失礼かとも思います。
一般的にはマナー違反になりますか。

A5:まず、香典返しは不祝儀のお返しを意味しています。
親戚の方と仲がいいのはわかりますが、香典返しは相手が希望するものを贈ることが一番の目的ではありません。
実際に親戚の方が聞かれても、回答に困ってしまうのではないでしょうか。
また、一般的に香典返しの品物は、不幸が繰り返さないように消えてなくなるものを選ぶようにします。「消えもの」と言われる食品・日用品などのことです。
具体的には、お菓子やコーヒーなどの食品や、洗剤や食器用洗剤などの消耗品などが実用的な香典返しの品物です。
その他、実用性の高いタオルも人気があります。
ぜひ、参考にしてみてください。

Q6:香典返しをお菓子や商品券にしようと思っています。
その際、のし紙は1つだけに付けて、それ以外は包装紙だけでよいのでしょうか。
また、香典返しの個数は奇数がよいと聞いていますが、例えば、お茶・お菓子・商品券などでもいいのでしょうか。

A6:香典返しのお返しのマナーは、一般的なものと地域のものがあります。
第一にご自身がお住まいの地域での風習などを調べてみましょう。
まずは商品券です。こちらは、近年香典返しに商品券でもいいという意見もあります。
しかし、昔からの風習やマナーを重んじる方々には、「お金をお金で返された」というニュアンスで捉えられる方もいらっしゃいます。
お返しするお相手に配慮を考えて選ぶことをおすすめします。
続いて個数ですが、基本的には香典返しは「不幸が重なる」とされ、複数個を渡さない方がいいとされています。
そのため、複数個であっても一つにまとめてのし紙をかけるようにするといいでしょう。
一般的には「不幸が重なる」という意味もあるので、1つにまとめる、もしくは1つに絞って金額を上げるとマナーを意識せずに済むでしょう。

まとめ

今回は香典返しでセンスのいい品物と、選び方のポイントなどを紹介しました。香典返しは感謝の気持ちを伝えるものですので、その気持ちをあらわせる品物を選びましょう。

また、香典の額に見合った香典返しをすることも大切です。その中で、品物やパッケージ、見た目なども考えることで、上品でセンスがある品物を選ぶことができるでしょう。

また、今では弔事専用のカタログギフトなどがあり、内容も洗練された商品が多いです。それだけ選択肢も多くなるので、贈る方の好みなども考えながら選べるとさらに喜ばれるでしょう。ぜひ、香典返しを選ぶ際に参考にしてみてください。